- 「芝生の庭にしようと思うんだけどおすすめの品種について知りたい」
- 「TM9が伸びないって聞くけど実際どうなの?」
芝生(TM9)の庭を管理して約10年の経験から【おすすめの芝生の種類(品種)】についてお伝えしています。
- 「芝生の種類について」
- 「TM9のメリットとデメリットについて」
- 「高麗芝とTM9の違いについて」
- 「具体的な手入れの内容について」
芝生選びの参考にしてみて下さい。
目次
芝生の種類と選び方【おすすめ品種はTM9で決まり!】
一言で芝生といっても様々な種類があり品種ごとに分けると次の通りです。
- 日本芝:高麗芝・TM9・野芝
- 西洋芝:バミューダグラス・ティフトン・・ベントグラス・ブルーグラス
高麗芝とTM9は芝の生長スピードに大きな違いがあり、年間を通して芝刈りを行う回数が少なく済むのがTM9の特徴です。
芝生の景観(見た目)をどこまで気にするかによっても違いはあるものの1年に2〜3回の芝刈りで十分だと言えます。
10月ごろに芝刈りをして翌年の5月中旬ごろのTM9の様子
下記の写真は5月中旬ごろに芝刈りをしてから9月中旬まで芝刈りをしていない実際のTM9の様子です。
壁際の芝生は種類(品種)に関わらず伸びやすいのが特徴です。
地域で見るおすすめの芝生の種類
北海道から東北地方の寒冷地では高麗芝やTM9よりも野芝やケンタッキーブルーグラス(西洋芝)など、寒さに強い品種を選ぶのがおすすめ。
※高麗芝やTM9が育たないわけではありません。
寒冷地もしくは暖地の地域にあった品種を検討してみて下さい。
【参考目安】TM9の適応マップ
TM9は”伸びない”ではなく”伸びにくい”芝生の品種
トヨタ自動車株式会社が開発した芝生品種のTM9(ティーエムナイン)
- 「芝刈りの頻度が少なく済む」
- 「密度が高く緑が濃い」
品種(種類)によって違いはあるものの、芝生は植物なので時間と共に徐々に成長していきます。
TM9の庭にして約10年の経験談からお伝えすると「成長するスピードが遅いため伸びにくいと品種=TM9だと実感」
とはいえ、伸びにくいからと言ってメリットばかりではないのも事実です。成長スピードの遅いTM9ならではのデメリットも詳しくお伝えしていきます。
詳しくは次の通りです。
TM9(伸びない品種)のデメリット
TM9のデメリット
- 「芝の隙間が埋まるのに時間がかかる」
- 「壁際の芝生は品種に関係なく伸びやすい」
- 「高麗芝に比べ値段が高い」
- 「取扱店が限られている」
芝の伸びるスピードが遅く、芝刈りの頻度が少なく済むTM9。
芝が伸びにくいからこそ芝張りした際に、芝と芝の間(隙間)が埋まるまでにある程度の期間が必要となります。また芝生の特性上、外構ブロックなどによる壁際の芝は品種や種類に関わらず伸びやすいのが特徴です。
TM9のデメリットについてさらに詳しくまとめた記事はこちら
-
TM9を選ぶ前に!5つのデメリットを知っておこう!
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TM9と高麗芝の手入れの違い
TM9と高麗芝の手入れは芝刈りの頻度こそ違いますが、サッチングやエアレーションなどの手入れは芝生の種類による違いはないと実感。
夏場にもなるとグングン芝が伸びる高麗芝は少な目に言っても月1ペースの芝刈りは欠かせないもの。
芝生の品種が違うからと言って、手入れに使う道具に違いはないのでご安心を。
芝の景観をそこそこレベルで維持するとした場合、年に15〜20回ほどの芝刈りが必要となる高麗芝に対し、TM9の場合は3〜5回の芝刈りで十分だと感じています。
TM9の手入れについて年間スケジュールでまとめています。
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TM9(芝生)の植え方から手入れ管理まで年間スケジュールで確認!
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DIYできる!芝生の張り方
芝生の種類が決まったら、必要枚数を揃えDIYで芝張りに挑戦です。
- 「整地しつつ目立つ小石を取り除く」
- 「芝生を置いて床土で間を埋める」
- 「根付くまで水やり」
- 「除草」
- 「芝刈り」
一般的な芝張りの種類
- ベタ張り
- 目地張り
- 市松張り
多くの芝生は種類(品種)に関係なく、1束9枚で1セットとして購入可能です。
1束9枚のサイズ感は次の通りです。
5月のゴールデンウィーク休みを利用して芝張りに挑戦しています。
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【初心者向け】芝生を張る”時期”は失敗しにくい春先がベスト!
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店舗によってはホームセンターでもTM9を見かけることがありますが通販購入がおすすめです。詳しくはこちらの記事でまとめています。
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ホームセンターで探す前に!TM9は通販購入をおすすめする理由!
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芝生の種類に限らず、芝の根がしっかり根付くまでは極力立ち入らないようにするのがベストです。おすすめは梅雨前の5月頃までに芝を張り終えて、梅雨シーズンの雨に水やりを任せておくのもおすすめです。
また、芝生の間を埋める土選びは”熱処理”された床土を選ぶのがおすすめ。
芝生の床土は多くのホームセンターで取り扱われているので1度チェックしてみて下さい。
【まとめ】おすすめの芝生の種類
品種別に分けた芝生の種類は次の通りです。
- 日本芝:高麗芝・TM9・野芝
- 西洋芝:バミューダグラス・ティフトン・・ベントグラス・ブルーグラス
- 北海道・東北地方では比較的寒さに強い西洋芝がおすすめ
- 関東・東海・近畿・中国・九州地方では暖地型の日本芝がおすすめ
地域による違いはあるものの、手入れ(芝刈り)を少なく済ませたい方には「TM9(トヨタ)」がおすすめです。
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TM9(芝生)の値段【庭の広さから購入枚数を調べる方法!】
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参考にしてみて下さい。