TM9を庭1面に張り終え、ついに憧れの芝生のお庭の完成ですね。
しかし、いつまでも放置できるわけではありません。伸びにくい芝生と言われるTM9でも、ほったらかしにしていると見た目の悪いお庭になってしまいます。
TM9(芝生)を綺麗に保つために必須となるのが芝刈り機です。動力や刈り刃の形の違いなどによって作業効率が変わってきます。
- 「芝刈り機の種類の違いを教えて」
- 「リール式とロータリー式では何が違うの?」
芝刈り機を選ぶ際に悩むのが、リール式とロータリー式の違いではないでしょうか。「結局どれを選んだらいいのか分からない」となっていませんか。それぞれの特徴と、できること、できないことについてまとめてみました。
お庭の広さに適した最適な芝刈り機の選び方をご紹介していきます。
目次
TM9(芝生)におすすめの芝刈り機!リール式とロータリー式の違いは?
芝刈り機は動力の違いによって手動式・電動式・エンジン式の主に3つに分けられますが、さらに細かく分類すると5種類ほどのタイプがあります。
タイプ別芝刈り機
- 手動式(リール式)
- 電動式(バリカン)
- 電動式(リール式)
- 電動式(ロータリー式)
- エンジン式
手動式・電動式・エンジン式の3種類であれば区別しやすいと思いますが、気になるのはリール式とロータリー式の違いですよね。詳しく解説していきます。
※エンジン式の芝刈り機は、ゴルフ場や競技場(サッカーやラグビー場)などで使われる場合が多いプロ向きの芝刈り機です。動作時の音も大きく一般家庭のお庭では不向きだと思われます。
リール式の「できること・できないこと」
リール式の特徴は、きれいに芝を刈れる事です。らせん状になった刃が固定された「ベットナイフ」にすり合わせながら芝を刈っていくタイプの芝刈り機です。切れ味が良く、芝へのダメージが少ないため見た目(景観)の良い仕上がりになります。
定期的な芝刈りができる方にはリール式タイプの芝刈り機が合っているかもしれません。
TM9の芝生であれば年に2~3回の芝刈りでもリール式で十分こと足ります。(ただし雑草対策は必須)
手動式は30坪を1つの目安に!
芝刈り機を手で押すことで刈っていく手動式は、電動式に比べると体力的な負担があります。特に真夏にもなると汗だくになることは避けられません。庭の広さにもよりますが、30坪を1つの目安に手動式か電動式かを判断基準に!(多くの芝刈り機メーカーでも記載表示は30坪前後がほとんどです)30坪のイメージ図(畳60枚分)
ロータリー式の「できること・できないこと」
ロータリー式の特徴は、長く成長した芝や雑草を刈れることです。
高速で回る刃がどんどん芝を刈ってくれて、電動もしくはエンジン式のみにロータリー式の芝刈り機にはあり、手動式タイプの芝刈り機にはないのも特徴のひとつです。リール式に比べ作業効率が良く芝刈りの手間を極力省きたいかたにおすすめです。
「仕上がりはそこそこで手間を最小限に!」と言う方や、日頃の雑草対策が苦手な方にはロータリー式が向いていると思います。
あると便利な「バリカンタイプ」
通常の芝刈り機では作業しにくい場所(壁際)などで活躍するのがバリカンタイプの芝刈り機で、アイロンをかけるようなイメージです。
中でも、ハンドタイプとスティックタイプに分けられどちらもコンパクトなので収納もしやすい点がおすすめです。
伸びにくいと言われるTM9でも壁際の芝生は成長スピードが速いです。実際に我が家もTM9にして7年ほどたちますが建物側の芝は明らかに伸びやすいです。
芝の伸び具合が分かりやすいように壁際の赤丸以外の箇所はバリカン式で刈っています。
壁際の芝が気になる時は、コンパクトなバリカンタイプの芝刈り機があると便利ですよ。充電式と電源コード式があるのでお好みで。
ロータリー式(電動)とバリカン式の二刀流がベスト!
我が家ではロータリー式(電動)の芝刈り機で大まかに芝を刈ってから、壁際をバリカンタイプで芝刈りをしています。
伸びにくい芝生のTM9を選んだこともあり年に2~3回の芝刈りで十分かと。
昨年の9月頃に芝刈りをした以降、翌年の5月まで約8ヶ月間芝刈りをしていない状態です。この後、壁際だけ芝刈りをしました。
芝刈り機で雑草対策はできない!
芝刈り機でできることは”芝の高さを合わせながら短く刈る”ことです。
芝刈りを終えた直後は見た目の綺麗なお庭ですが、2~3日もすれば雑草が目立ち始めてくるでしょう。特にTM9の場合、芝は言うほど伸びないのに雑草だけは嫌でも成長してしまいます。
極端に芝を短くし過ぎるとかえって茶色くなって、最悪枯れてしまう事もあるようです。
芝刈り機には「刈り込みの幅と高さ」を調整できるものがあります。
単純に大型の芝刈り機になるほど、刈り込みの幅が広がり作業効率はアップします。また、刈る高さを調整することで芝が茶色っぽくなることも防げるので高さ調整のできる芝刈り機がおすすめ。
細目に雑草を抜くのがベストですが、芝刈り機でごまかす、もしくは除草剤に頼るのも1つの手でしょう。
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TM9の芝生におすすめの芝刈り機【まとめ】
手動式の芝刈り機であれば1万円以下で購入できるものが多く、10坪前後のお庭であれば十分対応可能です。また、電動式に比べ重量も軽くもち運びと操作性に優れています。芝刈り時の音も静かなのでご近所さんへの気を使う心配もありません。
反対に電動式タイプの芝刈り機は、コード式とコードレスの充電して使うタイプの2つがあり、楽に作業したい人向けといえます。
あくまで目安ですが、~10坪前後であれば手動式、10~30坪前後のお庭なら電動式を選んでおけば間違いないでしょう。プラスアルファで”バリカン式”の芝刈り機があると重宝すると思うのでおすすめです。
リール式とロータリー式の違いは、主に、仕上がりの景観と芝刈りの頻度にあります。
- 仕上がり(見た目)優先⇒リール式
- 芝刈りの頻度を抑える⇒ロータリー式
価格にはそれほどの差はないので、1度ご覧になって見てください。