青い芝生を管理・維持する上で重要なメンテナンスとなるエアレーション。
ひとことで言ってしまえば”芝生に穴を開け土の中に酸素を取り入れる作業”です。
雨や人が踏み入ることで、日に日に固められていく芝を元気に活性させる狙いのために行うエアレーション。
芝生の庭にして7年以上の我が家の結論
ガーデンスパイクをおすすめする理由は主に4つ
- 「作業性がUP!」
- 「穴を開ける間隔と深さが一定」
- 「体力要らず」
- 「低予算で済む」
これらの理由から、手軽にエアレーションを済ませたい人にローンパンチよりもおすすめしたい道具です。
もちろんガーデンスパイクにもデメリットが存在するのも事実。
ガーデンスパイクのデメリット
- 「使い始めはコツが掴めない」
- 「子供には触らせられない」
- 「しまい方を考える必要がある」
- 「体重が軽すぎる人には不向き」
- 「歩いた箇所がわからなくなる」
ローンパンチとガーデンスパイクを「作業性・安全性・価格」の面から比較。
このような疑問に実際の写真などを踏まえてお答えしていきます。
目次
【見た目でわかる手軽さ】ローンパンチよりおすすめしたいガーデンスパイク
主なエアレーション道具として「ローンパンチ」・「ローンスパイク」・「ガーデンスパイク」など様々なおすすめ道具があります。
ですが、まずは芝生初心者の方に知って欲しいローンパンチよりおすすめしたいガーデンスパイクのメリットとデメリットをご紹介。
恥ずかしながら失敗談も合わせてご覧ください。
メリット①【作業性UP!短い時間で済む】
まずは見た目から比較「手軽そうな道具はどちらに見えますか?」
「ガーデンスパイクは靴につけて歩きましょう」に対し「ローンパンチは1箇所ずづ踏み込んでいきましょう」というスタンスの道具です。
ご想像した通り、実際に我が家でもローンパンチとガーデンスパイクを試してみましたが一目瞭然の結果に。
4つのメリットの内の1つ目「作業時間の大幅な短縮」に成功した瞬間です。
- 「作業性がUP!」←今ここ!
- 「穴を開ける間隔と深さが一定」
- 「体力要らず」
- 「低予算で済む」
30平米ほどの芝の庭に対しかかった時間の目安がこちら
- ローンパンチ:約1時間ほど
- ガーデンスパイク:約10分ほど
見た目の通り”靴につけて歩くだけ”でエアレーション完了です。
先端が尖っているので、玄関先などで履くと地面を傷つける可能性も考えられます。対処法は芝生の上で取り付けるのみでしょう。
手に掴めるフェンス際などの場所にて始めは挑戦してみてください。
メリット②【穴をあける間隔と深さはお任せ】
肝心となる穴を開ける間隔と深さは誰がやっても同じ結果になるはずです。
- 「作業性がUP!」
- 「穴を開ける間隔と深さが一定」←今ここ!
- 「体力要らず」
- 「低予算で済む」
ただ歩くだけと言っても、小さな子供の体重では不十分でしょう。
これはガーデンスパイクだけに限らず、ローンパンチにも同じことが言えるため双方のデメリットと考えられます。
1度歩いてみるとわかりますが「ズズズッと」穴があく感覚が伝わってくるあたりも思いのほか気持ちよかったりする部分です。
メリット③【夏場でも断然に楽できる】
芝生のメンテナンスや管理で嫌気がさすのが”夏場”。
草抜きや芝刈りなど、汗だくになるのは決定的ですよね。
そんな暑い中でも「手軽にエアレーションできないかな〜」という思いからガーデンスパイクを購入した経緯の我が家です。
- 「作業性がUP!」
- 「穴を開ける間隔と深さが一定」
- 「体力要らず」←今ここ!
- 「低予算で済む」
ローンパンチとガーデンスパイクの使い方を比べてみるとこんな感じ。
- ローンパンチ:数センチずつ移動しながら踏み込んで穴をあける(1度に2箇所)
- ガーデンスパイク靴に装着し歩きましょう(片足13箇所)
上手に穴をあけるコツ
言葉で言うと簡単そうに思えますが、実際にやってみると案外難しいものです。
普通に街中を歩く感覚とは少し違い、真っ直ぐに足を下ろすことで体重がかかり穴が上手にあくと言う具合でしょう。
スノーボードのブーツを履いている状態に近いものがあるでしょう。
メリット④【安価なもので十分】
「ガーデンスパイク」や「芝スパイク」など種類や呼び名は様々ですが、安価なものが多い印象。
我が家で購入したスパイク名は「ガーデンスパイク」。値段はお財布に優しい1,500円〜2,000円ほどだった記憶です。
見ていただいたとおり、説明書も不要なほどシンプルな作りで、梱包されている専用ソールにボルトを取り付けるだけの簡単組み立て。
- 「作業性がUP!」
- 「穴を開ける間隔と深さが一定」
- 「体力要らず」
- 「低予算で済む」←今ここ!
年に2〜3回ほどの出番にして買い換えることもなく4〜5年ほど活躍中!
芝に穴を開ける道具だけに危険であることには変わりありませんので、子供の手には届かない物置の奥でしまってあったり、使い終わったら雑巾などで軽く拭いて、金属部分が錆びないように気にしてはいます。
エアレーションをする目的は「芝生に穴をあけ空気を取り込む」ことです。
芝生に穴をあける(エアレーション)道具には様々なものがあり悩む方も多いはず。
よく耳にする代表的な道具として主に3つ
- 「ローンパンチ」
- 「ローンスパイク」
- 「ガーデンスパイク」
などが挙げられます。
多くの場合、ホームセンターの園芸用品コーナー辺りを探してみると見つけることができるでしょう。
ガーデンスパイクの良い点や良くない点についてお伝えしましたが、決してローンパンチをおすすめしていないわけではありません(誤解がないように)。
ローンパンチもおすすめ!【ガーデンスパイクより優れている点】
ローンパンチの優れている点は芝に穴を開けつつ(エアレーション)土を外に掻き出すことが可能で、主なメリットとして以下の3つが挙げられます。
- 「風通しが良くなる」
- 「水や肥料が浸透しやすくなる」
- 「土壌改良するなら断然ローンパンチ」
数ヶ月後に期待できる効果として「芝生の隙間に苔が生えにくくなる」・「水や肥料が浸透しやすく芝が活性化される」・「時々生えるキノコを見かけなくなった」など期待できる効果も十分。
言い方を変えると「芝生の土壌改良を行う場合はローンパンチ一択」といって間違いありません。
そこでエアレーション道具を選ぶ上での”決め手”となる悩みにフォーカスして解説、参考までにどうぞ。
- 「家の北側にある芝生の庭」
- 「日陰になりがち」
- 「芝生の隙間が中々埋まらない」
- 「固くなった土を改善させたい」
芝生の悩みの多くに対応できることからローンパンチがおすすめ!
芝生(TM9)の手入れを続けて約7年の経験から、芝生の見た目(景観)をキープするには土壌改良は欠かせない手入れの一つです。
雨や人が立ち入ることで芝生の下の土は徐々に踏み固められていくため、長期的な視点で見ていくと芝生の土壌改良は重要度の高い手入れの一つに入ることでしょう。
ポイント
掻き出した土のことを「コア」と呼び、上記の写真のようにコアを取り出す作業を「コアリング」と言います。
ローンパンチ | ガーデンスパイク | |
効率優先 | △ | ◎ |
少ない労力 | △ | ◎ |
芝生の活性化 | ◎ | ◯ |
エアレーション効果 | ◎ | ◯ |
土壌改良 | ◎ | ー |
価格 | 1,500円位〜 | 1,500円位〜 |
即効性は期待できないものの長い目で見ると芝生の土壌改良は欠かせない手入れとなるでしょう。「芝生が緑にならない・青くならない」と感じる時に1度試してみましょう。