- 「芝刈り後の集めきれなかった芝カスを掃除したい」
- 「刈った芝をそのまま放置してるとどうなるの?」
刈った芝の集め方から使い道まで、具体的なアイテムとともに掃除方法についてお答えしていきます。
刈った芝をそのまま放置するのはNGです。芝にとって良いことはないので寄せ集めて掃除する必要があります。
芝刈り後の掃除は必須
一般的な芝刈り機には刈った芝を集めるダストボックスが付いていますが、取りきれない(集めきれない)芝カスもあります。
とはいえ、ダストボックスがついていないタイプの芝刈り機(ハンドタイプ)の場合、目に見えてわかるほど残ってしまいます。
- 取りきれなかった芝をそのまま放置していると”サッチ”となり元気な芝生の妨げとなるので取り除く必要があります。
さらにサッチを放置し続けると・・・緑色だった芝生がやがて茶色く変色し最悪枯れてしまうなんてこともあります。
必ず芝刈り後のこぼれ落ちた芝カスの掃除は行いましょう。
刈った芝をそのまま放置し続けることで起きること
せっかく芝刈りを行っても刈った芝をそのまま放置し続けると通気性と水はけが悪くなり、様々な弊害が起きはじめます。
- 「キノコや苔が生えやすい環境になる」
- 「緑一面の青々しい芝生でなくなる」
- 「芝生が病気を持ちやすい状態になる」
芝刈り後の芝をそのまま放置しても良いことは何もなくデメリットのみなので、取り除く必要があります。
できる限りサッチの少ない環境にすることで青々しい芝生を維持することに繋がります。
では一体、どのようにして刈った芝を集めるのでしょうか。
具体的な道具を使って実例をご紹介していきます。
芝刈り後(刈った芝)の集め方
ホームセンターなどで購入できるレーキを使った集め方が一般的です。
- レーキ
また、100均ショップなどでも手に入る熊手や、竹ぼうきなどで代用することも可能。
- 熊手
- 竹ぼうき(硬めのブラシ)
芝生の隙間から残った芝カスをかき出すイメージで行うのが基本です。
刈った芝カスを取り除く作業を「サッチング」と言い、きれいな芝生を維持する上で欠かすことのできない手入れとなります。
なぜなら、掻き出そうとすればするほど無限にサッチが出続けるためです。
そのため全ての芝カスを取り除くことは無理と断言します。
特に夏場のサッチングは汗だくになるのは決定的でしょう。
取りきれない芝は”サッチ分解剤”で除去
撒くだけでサッチを除去できる”サッチ分解剤”に頼るのも手です。
そんなサッチ分解剤には分かりやすいメリットとデメリットがあります。
- メリット→「楽チン」
- デメリット→「即効性はない」
熊手、レーキ、サッチ分解剤の3つを試した率直な感想をまとめてみるとこんな感じ。
掃除道具 | 「ここが良い」 | 「ここが良くない」 |
・熊手 | コスパが良い | 腰が痛い |
・レーキ | 立ったままできる | |
・サッチ分解剤 | 撒くだけで手軽 | 即効性がない |
言い換えたら夏場の汗だくを避けるならサッチ分解剤を選んでおきましょう。
芝生の面積で考えた参考例は次の通りです。
- 駐車場1台分ほどの芝生スペースであれば→「熊手」
- 2台分ほどの面積の場合→「レーキ」
- それ以上→「サッチ分解剤」
日陰になりがち(家の北側など)の芝生にはレーキや熊手などで大まかに刈った芝を集め、その後サッチ分解剤を撒いておくのがベストでしょう。
サッチングの方法について詳しくまとめた記事はこちら
-
TM9のサッチング作業!芝生が緑にならない時に試して!
続きを見る
刈った芝の使い道
集めた芝カスの使い道としては主に畑や家庭菜園などの肥料にすることもできます。
とはいえ家庭菜園などをされていない場合はゴミ袋に回収です。
畑に撒く 〜家庭菜園の肥料に〜
肥料として刈った芝を再利用する場合、バラ撒くと風に乗って飛び散ってしまうので1箇所に集めるようにします。
米ぬかと一緒に土に埋めて肥料にすることも可能ですが、面倒な場合は畑の”畝”に敷き詰めるように集めておけば時間とともに土にかえっていきます。
刈った芝を燃やすのは?
刈った芝を燃やす場合は、ご近所さんの迷惑にならないように風のない日に安全に行いましょう。
まとめ
芝刈り後の刈った芝をそのまま放置しても何も良いことはなく、通気性や水はけの悪化を招き、徐々に苔や藻が発生しはじめることでしょう。
雨上がりに「以前より水溜りが残りやすくなった」と感じる場合はサッチングを1度お試しください。刈った芝の掃除は年に1回行うだけでも見た目の印象がガラリと変わるはずです。
ペットがいる家庭でも問題なく使えるのも嬉しいポイントですね。
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