- 「夏以外の季節もキャンプを楽しみたいんだけど、ストーブは何度から必要なの?」
- 「カセットガスストーブと石油ストーブどっちを用意すべき?」
月1ペースでファミリーキャンプを楽しむ経験から【キャンプに持ち込むストーブ】について具体的な気温から、石油ストーブとカセットガスストーブの使い分けについてお伝え。
当ブログではコールマンの「タフスクリーン2ルームハウスmdx+」を愛用し、岐阜県を中心にファミリーキャンプをenjoy!テントの種類や地域による「暑さ&寒さ対策」に違いはあると実感。この記事を参考にしていただけると幸いです。
参考にしてみてください。
目次
キャンプに持ち込むストーブは何度から?【10℃を目安に積み込もう】
ストーブを持ち込むキャンプでは「利用するキャンプ場の当日の最低気温」をチェックするのが鉄則です。地域による違いがあるため時期(季節)ではなく、あくまで当日の予想最低気温を確認しておきます。
持ち込むストーブの種類と気温
- 「10℃以下」:石油ストーブ
- 「10℃以上」:カセットガスストーブ
テントの種類による違いもあり、4シーズン(冬向け)と呼ばれるテント全周を囲ったフルスカートタイプのテントなど様々です。また、用意するストーブのスペックによる違いもあるため詳しくお伝えしていきます。
愛用テントは3シーズン?4シーズン?
テントには主に3シーズン向けタイプと4シーズン向けに分けられます。
- 3シーズン:春・夏・秋向け
- 4シーズン:春・夏・秋・冬向け
4シーズン(冬向け)のテントは”フルスカート”になっていて隙間風が入りにくい作りとなっているのに対し、リビングスペースのみにスカートが付いているテントが3シーズン向けとなっています。
当然ながらフルスカート仕様の4シーズンテントは隙間風が少ないためテント内が暖まりやすいのに対し、3シーズンのテントは隙間がある分、目安として10℃を下回る気温であればストーブを用意しています。
10℃以下ならストーブが活躍すること間違いなし!
上記の写真は夕飯を食べ終わった20時ごろの様子です。徐々に冷え込みを実感しつつもテントの内側にストーブを向けているだけで十分に暖を取ることができています。
3シーズン(春・夏・秋)向けのテント(タフスクリーン2ルームハウス)ですが、ストーブを用意して冬キャンプを楽しんでいます。当日の最低気温が10℃を下回る予報であれば石油ストーブを積み込むのが間違いないと実感しています。
理由は「タフスクリーン2ルームハウス」は4シーズン向けのテントではないことと、子供が小さいこともあり、寒さに凍えるキャンプは過ごしたくないためですね。
テント内の気温変化【石油ストーブで−1度の冬キャンプ】
12月中旬のファミリーキャンプでは当日の予想最低気温は-1℃。夕方の16時ごろから寝る前までストーブは点けっぱなしにし、夕飯はカレーや鍋が鉄板ですね。
石油ストーブから約2m位離れた位置(テントの中央)での気温変化は次のとおりでした。
- 16時ごろ:石油ストーブを点火
- 17時ごろ:テント内で料理開始:14℃〜15℃くらい
- 19時ごろ:食事も終わってのんびりタイム中:13℃くらい
- 21時ごろ:寝る準備を整えつつお喋りタイム:12℃くらい
※テント内にて料理を作っていたこともあって暖かさは十分といった印象
テントの壁際は冷気をガンガン感じるほど寒いため、極力テントの中央で過ごせるように机や椅子をレイアウトするのがポイント!
翌朝は目覚めとともに石油ストーブを点火し、徐々にテント内が温まるのを待ちます。早朝は冷え込みが厳しいですがテントは締め切らずに換気を行い、一酸化炭素チェッカーもセット完了です。
カセットガスストーブの活躍時期は主に春や秋キャンプ
ファミリーキャンプではiwataniのデカ暖を3年ほど愛用していますが、10℃ほどの冷え込みであればカセットガスストーブで十分といった印象です。
春や秋頃の10℃ほどの気温であれば2ルームテント内を暖めるのに適したストーブだと実感。
11月上旬の秋キャンプ(当日の予想最低気温は8℃)でのテント内の気温変化についても調べてみました。
当日の予想最低気温は8℃でしたが、秋のファミリーキャンプではデカ暖(カセットガスストーブ)のみを用意。
- 17時ごろ:カセットガスストーブを点火
- 18時ごろ:テント内にて料理作り:テント内14℃〜15℃くらい
- 20時ごろ:外気温12℃ほど:テント内は14℃前後
寝る前(22時ごろ)までデカ暖を付けていましたがテント内の気温は13℃位をキープできており、雨で濡れた上着を乾かすこともできていました。
石油ストーブほどの暖房能力はありませんがカセットガスストーブ(デカ暖)が活躍するシーンは多く、主に朝晩の冷え込みを感じる春と秋キャンプにおすすめのストーブ
デカ暖のココが良い!
- 「反射式ストーブだからテントの壁際に置ける」
- 「電源が不要(コードレス)」
- 「灯油を準備する必要がない」
- 「燃費の計算がしやすい(カセットガス1本あたり約2時間30分)」
テントの中でストーブを使う場合は、ベンチレーションは2箇所以上は必ず開けた状態で使っていますが、気温がグッと下がる冬キャンプでは外気の冷気に負けてしまう印象から、カセットガスストーブのみではテント内を十分に暖めることは難しいと実感しています。
-
イワタニのデカ暖レビュー|カセットガスストーブで冬キャンプへGO!
続きを見る
電気カーペットを敷いた”お座敷スタイル”での冬キャンプであればカセットガスストーブと併用することで快適性が上がることでしょう。また、カセットガスを燃料としているので用意する燃料の種類が増えないのもgoodポイント!
季節よりも当日の温度(気温)を重視
キャンプでは夜の冷え込みが気になるところですが、当日の予想最低気温をチェックしつつストーブを用意しておくのがベスト。
- 10℃以下:石油ストーブ
- 10℃以上:カセットガスストーブ
デカ暖(iwatani)はカセットガスストーブの中でも比較的大きいタイプのストーブなので、寒さの厳しくなる冬キャンプを除けば、2ルームテントでも活躍するおすすめのストーブです。
ストーブ選びと寒さ対策の参考にしていただけると幸いです。