芝生の庭に憧れ、実際に自分で芝生を張られる方も多いですよね。
一面に広がった芝生ですが、良く見ると所々に”色むら”ができてしまう事があります。
- 「部分的に青々した箇所と、そうでない箇所がある」
- 「壁際だけ茶色っぽく見える」
- 「近所のお宅の庭に比べて、なんだか色が薄く見える」
芝生の青々しさを保つには、ある程度の手入れが必要になってきます。近所にある綺麗な芝のお宅も、自分が知らないだけで定期的に肥料やエアレーションなどの手入れをされているはずです。
芝生の色むらを抑える比較的簡単な方法をご紹介していきます!
芝生に色むらが出やすい3パターン!
上記の写真をご覧ください。
芝生にあきらかな色むらができているのがお分かり頂けると思います。
- 芝生の種類⇒「TM9」
- 芝を張って7年ほど
- 肥料は1年に1~2回ほど ※気が向いた時に与える程度
芝生の色むらが出やすい3パターン!
- 肥料による色むら
- 土壌の状態による色むら
- 芝生の成長過程によるムラ(芽の混み具合)
具体的にもっと分かりやすく言うと・・・
- 「肥料の与え方は均等でない」
- 「芝生に極端なデコボコがある」
- 「エアレーションやサッチングなどの手入れが不十分」
- 「カーポートなど日陰になる箇所ができている」
良くあるのは壁際の芝生だけ色が茶色っぽく変色する場合です。
太陽の熱によって外構のブロックなどの温度が高くなることで、その周辺の芝生に影響がでる場合があります。
芝生のデコボコも極力少なくすることも、色むらを抑える大事なポイントのひとつです。
肥料を均等に撒いたつもりでも、雨や水やりなどによって徐々に低い方へと肥料が流されてしまいます。すると、雨が降るたびに水たまりができてしまい芝生の成長に影響が出ている可能性もあります。また、低くなった部分に肥料が密集するため、部分的に色の違いが出ることもあります。逆に、芝生の高くなっている箇所には十分に肥料が行き届かないことも色むらができやすい原因の一つになります。
土壌の状態や、芽の混み具合が原因で色ムラができている多くの場合、主な対策として繰り返し芝刈りを行うことで徐々に色むらが治まることが多いです。
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芝生の色むらを抑える肥料の選び方と与え方
芝生の肥料は主に2種類あります。
- 液体肥料:即効性はあるが効果の持続期間が短い
- 固形肥料:即効性はないが持続期間が長い
肥料の種類によって与え方にも違いがあります!
日本芝(高麗芝やTM9)の場合、一般的に4月頃から9月ごろの生育期に肥料を与えるようにします。反対に11月頃から3月頃までは休眠期にあたります。芝の根がゆっくりお休みしている時期なので、冬場に肥料を与える必要は基本的にありません。
よりきれいな景観を維持するなら1ヶ月おきペース位に肥料を与えるのがベストです。
色むらを抑える肥料の与え方 ※失敗例付き
一般的にホームセンターなどで市販されている肥料ですが、均等に撒く(与える)のは基本ですが、「色むらを抑えたい」、「茶色っぽい箇所を青々とさせたい」という気持ちで、必要以上に与えすぎてしまっていると”肥料焼け”が起きることがあります。
また、与える肥料の種類にもよりますが、土の中に染み込ませるためにも散布後はたっぷり水を与える必要があります。
- 「そもそも肥料はいらないと思っていた」
- 「真夏に真昼間に肥料を与えていた」
- 「気になる箇所は多めに撒いていた」
- 「その後の水やりが少なかった」
まとめ
芝生の色むらが出やすい3パターン!
- 肥料による色むら
- 土壌の状態による色むら
- 芝生の成長過程によるムラ(芽の混み具合)
「肥料は定期的に与えてるよ!」という方の場合、芝生のデコボコが極端であったり、その後の水やりが少ない場合が多いと考えられます。
春から夏の芝生が最も元気な時期に、黄色っぽく変色してしまっている場合、単純に肥料不足の可能性もあります。
真昼間の1番気温が高い時間帯を避け、夕方などに肥料を与えるようにしてください。その後の水やりはたっぷりですよ!肥料を効率よく芝生に染み込ませる事ができるエアレーション作業もお忘れなく。
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