お庭の片隅で家庭菜園を始めてみよう!と、野菜作りに挑戦される方が年々多くなっているのではないでしょうか。
家庭菜園の魅力は何と言っても「自分で育てた野菜は格別の美味しい」ことですよね!
これから家庭菜園をはじめるにあたって、野菜を作るためのスペースはどれくらい必要なのかって気になりますよね。
育てたい野菜によってスペースの広さは異なりますが、広すぎても狭すぎてもメリットとデメリットが存在するのであわせてご紹介していきます。
実際に私も家庭菜園をはじめて約7年ほどです。野菜作りの知識はゼロからスタートしています。
※野菜作りのプロの方向けの記事内容ではありません。
目次
【参考例】家庭菜園のスペースの作り方|広さはどれくらい必要なの?
はじめに、我が家の参考例からご紹介。
家庭菜園のスペース:車の駐車場で例えると約2台分ほど。
例年、育てている野菜の種類・株数の目安・植える時期がこちらです。
植え付ける時期:春(5月頃)
- きゅうり:2株
- トマト:1株
- ミニトマト:2株
- ピーマン:2株
- パプリカ:2株
- ししとう:1株
- 唐辛子:1株
- ナス:3株
- とうもろこし:5~10株
- サニーレタス:1株
- バジル:1株
- いちご:2株(最近はプランターを使って育てています。)
上記はいわゆる「夏野菜」と言われる家庭菜園初心者の人でも比較的育てやすい野菜たち君です。
いかがですか?
あくまで目安ですが、家庭菜園のスペースが駐車場2台分ほどで、約20株(種類)ほどの野菜を育てています。単純に広さが半分ほどであれば収穫量も半分ほどですね。
正直なことを言いますね・・・
実は・・・
4人家族の我が家では上記で育てている野菜が余るほどの量です。
季節的に、冷やし中華の上にキュウリがてんこ盛り状態になることもあります・・・。
夏野菜が合わったタイミングで、秋や冬の野菜を順次育て始めていくイメージで、例年育てている野菜の種類は以下になります。
ある程度決まった種類の野菜と育てる株数は毎年同じくらいです。どれくらいのスペースを作るかの参考にどうぞ。
家庭菜園でもスペースを多く必要とする野菜
育てる野菜によってスペースを多くする野菜があるのをご存知ですか?
上記でお伝えした我が家の家庭菜園では、ある種類の野菜は育てていないということです。
それは・・・。
成長と共にドンドン横に広がって野菜たち君です。
具体的には、スイカ/かぼちゃ/メロン/などが代表的なところです。
最近ではプランターでも育てられる品種のメロンなどもありますが、一般的にスーパーなどで見かけるスイカやカボチャ、メロンなどの野菜は2度と手を出さないと決めています。
間隔値で言うと、1株あたり駐車場1台分ほどのスペースが必要となるため、他の野菜が育てられなくなるため広さが十分に確保できない方には不向きと思います。
スペースを確保する際の注意点
基本的な事ですが家庭菜園で野菜を育てる際の注意点をまとめました。
・「風通しはいいか?」
・「水はけはいいか?」
具体的に噛み砕いて解説すると、日当たりの良し悪しの一つの目安は、半日以上日陰にならなければ基本的に問題ありません。育てる野菜の種類によっては半日陰の方が向いているモノもあるので目安程度で大丈夫です。
プランターで育てる場合は、最悪プランターごと動かしてしまえばOK!ですね。
風通しが悪い場合、せっかく育てている野菜に害虫などが付きやすい状況になりがちです。なるべく周りに物を置かないようにするなどの対策が必要です。
個人的にちょっと厳しいかも!?っと思う環境は・・・
天気の良い日に、朝水やりをして夕方ごろまで土が乾かないようなスペースは避けておいた方が無難だと思います。市などで借りられる管理菜園を利用するのも一つの選択肢ですね。
広い・狭いの違いによるメリットとデメリット!
人によって、広ければ広いほどいいんでしょ?という方もみえると思いますが、家庭菜園のスペースの違いにいるメリットとデメリットは次の通りです。
スペースが狭い場合のメリット
・手間(コスト)が少なく済む
・草ぬき・水やりが手軽
・土を起こすのが楽
狭い場合のデメリット
・育てる種類(株数)が限られる
・ゆくゆく連作障害を気にする必要が出てくる
スペースが広い場合のメリット
・育てられる種類(株数)が増える
・連作障害を避けやすくなる
広い場合のデメリット
・手間(コスト)がかかる
・草ぬき・水やりに時間がかかる
・土を起こすのが大変
※連作障害とは、同じ種類の植物を同じ場所で続けて植えていると育たなくなる障害のことです。
一般的には同じ場所での栽培は避けるように1~3年ほど間隔をあけた方が良いとされています。
例えばナスを植えた場所に、翌年ピーマンを植えたとします。
どうなると思いますか?
たぶんですが育ちます!(笑)
ただし、ナスとピーマンは植物で分けた場合、同じ「ナス科」に分類されます。そのため毎年繰り返し育てていると、ある年に急にまったく成長しないなんてことが起きます。
残念ですが、水やりや肥料などを通年通り与えていても避けられません。
厄介なことに連作障害は目に見えて分からないということです。
「スペースが狭くては家庭菜園できないんじゃないの?」
初心者の人でもできる”連作障害を避けるコツ”があるんですよ。
連作障害を避けるコツ
まずはイメージ図をご覧ください。
仮に、野菜を育てるスペースを4等分にした場合の例で解説します。
連作障害は”同じ場所で同じ科の”植物を育て続けることで発生します。
要するに、毎年育てる場所を少しづつ変えていく事で対応可能です。
上記の図のように、①⇒②⇒③⇒④という具合に毎年育てる場所を変えていく事で、3年のスパンが空けられるようになります。
近所で野菜を育てている畑があれば気にしてみてみると分かりますが、たいていの場合、去年とは違う位置で育てているはずです。
※土に撒くだけで連作障害を避ける事ができる商品を使われている方の場合は、当てはまりません。
念のため、我が家では3~4年間隔で土に撒くだけの連作障害を避ける肥料を撒くようにしています。ホームセンターなどでも数百円程度で購入できるので不安な方はお試しください。